Tableauの関数を全て試してみる〜型変換関数編その1〜 #tableau
はじめに
こんにちは。DI部のtamaです。
当エントリはTableau Functions Advent Calendar 2017の12日目のエントリです。 昨日のエントリはTableauの関数を全て試してみる〜日付関数編その3〜でした。
今回は型変換に関係する関数について見てきます。
- 使用するTableauのバージョンは一貫して10.4.1です。
- 各関数の説明で引用しているのは、Tableauの公式リファレンスからの引用です。
- TableauHelp 関数
目次
検証環境
作業環境
- MacOS High Sierra 10.13.1
- Tableau 10.4.1
使用データ
- (原則)Tableau付属のサンプルスーパーストア
- (場合によって)関数グラフ描画用データ
- -1〜1の範囲で、0.01毎に値が並んでいるデータ
- 上記の値をディメンション「X軸」とし、その上に色々な関数をプロットする。
- 参考:Tableau 関数グラフの描画 | Developers.IO
DATE(expression)
概要
指定された数値、文字列、または日付式の日付を返します。
- 引数に指定した数値や文字列を、日付データに変換します。
- 時間を渡しても、返るのは「日付データ」のみとなります。
使ってみた
文字列を日付に直したいと思います。
DATE("2017/12/12 12:12")
上記のような文字列を指定した場合は、このように日付データに変換されましたが、「2017年12月12日」といった文字を渡しても、正しく日付が表記されませんでした。 詳しくは、Tableau_型変換を参照してください。
どういう時に使う?
- 初回のデータ接続時、日付以外で認識してしまった日付項目の変換など。
参考文献
- DATE 関数 - Office サポート
- Tableau版とは、引数の仕様等が若干異なります。
- Tableau で認識されない特定の日付形式 | Tableau Software
- フィールドを日付フィールドに変換する-DATE 関数を使用して計算を作成する
DATETIME(expression)
概要
指定された数値、文字列、または日付式の日付時刻を返します。
- DATE関数との違いは、時間データも返されるところです。
使ってみた
DATETIME("2017/12/12 12:12:12")
どういう時に使う?
- 初回のデータ接続時、日付以外で認識してしまった日付項目の変換など。
参考文献
DATEPARSE(format, string)
概要
文字列を指定した書式設定の日付時刻に変換します。一部の現地固有の書式設定向けサポートは、コンピューターのシステム設定によって決定されます。データに表示される文字で、解析される必要のないものは単一引用符 (' ') で囲む必要があります。値の間に区切り文字のない書式設定 (例: MMddyy) については、予測どおりに解析されていることを確認します。書式設定はフィールド値ではなく、定数文字列である必要があります。データが書式設定と一致しない場合、この関数は Nullを返します。
- 引数の形式に沿って、文字列を日付データに変換します。
- 引数に指定した形式と文字列の形式が一致していないと、正しく変換されません。
使ってみた
「日、月、年」という順で格納されている文字列データがあったとして、それを日付データに変換します。 上記の順番を関数で指定する場合、「ddMMyyyy」となります。
時間に関する数値は指定してないので、0となっています。
どういう時に使う?
- 初回のデータ接続時、日付以外で認識してしまった日付項目の変換など。
- 本来日付を表しているが、文字列としか認識しない項目を変換したいとき、そのデータが一定の法則で格納されていることがわかっていれば、DATEPARSE関数で形式を指定すれば、綺麗に変換できます。
参考文献
おわりに
型変換関数を見てきました。 型変換関数ではあるものの、日付に関する関数が多いですね…。
次回はtamaによるTableauの関数を全て試してみる〜型変換関数編その2です。お楽しみに。